もう少しでセミの季節です。子供と一緒にセミの羽化を見てみませんか。

夏の暑い季節に大きな鳴き声で鳴くのはセミです。うるさいなぁと思う反面、セミの鳴き声が少ないと夏の気分がしない不思議なものですね。

皆さんもご存じの通り、セミは、5年近く土の中で幼虫として過ごし、地上に出てセミに羽化してからは、1週間ほどしか生きられないと言われております。(本当はもう少し長生きらしいですよ)

 

このセミの羽化は、とてもきれいで神秘的な瞬間です。非常に印象的なもので、私も40年以上前に母と初めて見たセミの羽化は、今でもはっきりと覚えてます。そのときに見ていたテレビまで・・・(必殺仕置き人でした!みなさん知らないでしょうね。。。)
このようにとても神秘的なセミの羽化をお子さんと一緒に観察してみませんか?きっと心に残ること間違いなし!

また、観察日記をつければ、夏休みの自由研究にもうってつけです。

 
セミの羽化の観察方法 その1
木のある公園などに夕方(少し薄暗い時間帯(18時~19時くらい))に行きます。木の根っこあたりに直径1~2cmくらいの穴がポコポコ空いているところがねらい目。この穴は、セミの幼虫が土の中から出てくる際にあける穴です。

セミの幼虫が、木を登っていると思いますので、それを捕まえます!あとは、虫かごなどに入れてそーっと(そーっとしないと死んでしまいます)持ち帰り、家の植木などに捕まえさせます。

植木なんてない???ならば、カーテンや網戸の網でもOK。ただし、アリに注意してくださいね。羽化の途中で見つかると食べられてしみます。我が家には、植木鉢の木(小さいですよ)をベランダに出して、捕まりさせました。植木などにつかまりさせたらしばらく、暗くしてそっとすると、最初は、上に上に登っていきますが、そのうち、動きが止まって、静かになります。

明るくしていたり、周りで騒がしくしているとセミの動きがいつまでも止まりません。すると羽化が始まっても、途中で体力がなくなってしまい、羽化が途中で止まって死んでしまいます。なるべく暗くしてそっとしてあげましょう。

 

しばらくすると、背中が割れて羽化が始まります。あとは、触らずに静かにお子さんと一緒に見ていましょう。

途中で落っこちそうになりますが、慌てず静かに見守りましょう。羽化を始めたセミの体は、とても柔らかく、人の手が触れると変形して、完全な成虫になれなくなります。完全に乾いて、体が硬くなるまでに一晩くらいかかる場合もあります。決して、触らないように注意しましょう。


どんなセミの羽化が観察されるかについてですが、横浜駅近辺の公園で簡単に見つけられる種類ですと、7月上~中旬くらいにニイニイゼミそのあとにミンミンゼミとアブラゼミ8月中旬ごろからツクツクボウシの羽化を観察できます。

ツクツクボウシが鳴き始めると夏休みももう終わり近くです・・・宿題は終わってるでしょうか?)


セミの羽化の観察方法 その2
先にも書きましたとおり、公園などの大きな木の下を観察すると直径1~2cm程度の穴がポコポコ空いているところがあります。それは、セミの幼虫が土の中から出てきた跡です。たまにお昼から、夕方くらいにその穴を観察すると、中に幼虫がいることがあります細い木の枝などをそーっと差し込むとその枝をつたって、幼虫が出てきます。そこをゲットします。ただし、なかなか見つからないんですよね・・・実は、私も1度しかその方法では捕まえたことがありません・・というか、最初のやり方が簡単なので、いつもその方法で捕まえてます。穴の中にそっと水を流し込むという方法もあるみたいですが、ちょっとかわいそうでやったことはありません。家に持ち帰ったら、あとはその1と同じです。


さて、たまに羽化の途中で死んでしまうセミもいます。その時は、命のはかなさを教えてあげ、お子さんと一緒にどこかに埋めてあげましょう。
セミにはかわいそうですが、命の大切さを教える良い機会にもなります。初めて羽化の途中で死んでしまったとき、我が家の子供は、泣きながら、埋めてあげてました。

 

他にもセミでできる手軽な遊びは、べたですが、、、セミ取りですね。昆虫採集の網と虫かご(いずれも100均で買えます)があればOK。

お子さんと一緒にやって見ませんか?
やり方は、木にとまっているセミを見つけて、そーっと近づき虫取り網で捕まえるのみ!

セミが逃げるときにおしっこをひっかけられることがありますが、ただの水分ですので、汚くはないですよ。
虫の苦手な方は、網に入ったら、お子さんに見せて、キャッチ&リリースするのみ!

 

どうですか?

幼虫として捕まえて、観察しても良し、成虫を追いかけるもよし。

暑い夏の風物詩、セミと一緒に遊んでみましょう。